ささぶねに乗って

小さな旅の記録と、アディクションを通しての出会いや別れや、猫たちとの日々。

バナナのパン

バナナが二房100円で、安かったから買っておいた。 たしか金曜日に買ったと思ったのだが、昨日さわってみたら黄色い色に反してふわふわに熟し切っていた。

朝に一本食べたけど、もうむいてしまうとふにゃ~となるほど完熟で、なんとなく透明感のある色になっている。 しかたなくそのまま放置して仕事に行ったが、帰って来てからどうするか思案した。

順当にいくとバナナケーキがいいのだが、あいにく全粒粉と強力粉しかない。そこでバナナパンを作ることにした。

レシピは:強力粉250グラム      バター30グラム      塩3グラム      イースト3グラム      バナナ...あるだけ→245グラム

計画としては、バナナと練乳で210グラムにしようと思っていたが、バナナだけで考えていた水分を越えている。

でももうバナナには時間の余裕がなく、使い切ってしまわないとどうしようもない。これで行くことにした。 生地はべちゃべちゃなのでヘラで練ったあと、50分も電話しているとぼわぼわに発酵していた。 ガス抜きしてカップに入れて、ちょっと発酵させてから、さらに丸めなおした。そのあと5分も待たずに焼いてみた。

できあがりは凹みもせず、もちもちでおいしい! こちゃいけるわ。 ネットで調べてみると、さらに粉の量を少なくして作っている人もいる。 粉はあれくらいでいいとしても、今度はきな粉をいれてみようかな。 お昼ごはんの弁当としても今日はバナナパンを持参している。 毎日弁当なのだ。

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起きてすぐ、体温を測るからゆっくり布団の中にいて、その後はコーヒーや紅茶をいれて飲む。30分はそんなことで使っているけど、そんなゆったりした時間もまたよいものだ。 10月に仕事をやめるけど、その後に引っ越すか、神戸で新しい仕事を探すか決めていない。神戸で探すなら友達の訪問介護事業所で障害担当をすればいいのではと共通の友達の勧めがあった。それがいいような気がする。もし友達が雇ってくれればの話だが。私は年末年始も、それこそ大晦日元旦も休みは要らないし、ゴールデンウィークもいらないけど、他の時期にまとまった休みが欲しい。もちろん計画だててだ。それができれば結構仕事は続く気がする。その条件が満たせるならどこの仕事でもよいし、そのために正社員ではない仕事を選ぼうと思う。訪問と掛け持ちで地域包括などで相談員をするのが自分にあっているかもしれない。 もしくは引っ越しを視野に入れて仕事を探す。引っ越しも、津に行くか、全国気にせず探すか。 こんなに選択肢があるなんて楽しすぎる。これくらいの自由はあってよい。 さて、今日は2カ所のグループホームで食事作りなのだ。こんな単純な仕事がもう1ヶ月ちょっとで終わってまともな仕事に戻れるか不安がないこともないが、まあだいじょうぶだろう。 ここしばらく全然勉強ができなくなってどうしたのだろうと考えてみると、そういえば21日に津の義理のいとこの交通事故があったのだ。一週間で3回も津に行ったし、また日曜日に行く。彼が退院したら津で一緒に住むかどうかも考え中。 ミルクティを飲んだらマインドフルネスを15分しよう。

変化の秋

昨日は朝から津にお見舞いに行った。18きっぷを乗り継いだのでだいぶ時間がかかったが、はじめての路線で楽しかった。 義理のいとこは木曜日は激痛で大変だったようだが、今日は落ち着いていた。部屋からWi-Fiを取って来てあげ、ぐちゃぐちゃのテーブルの上もカゴで整理した。 彼はきさくで裏がない人なので、いろいろな人に愛されており、今日も職場の人、音楽関係の友達、共産党の人が次々にやってきた。そのすき間、私と一緒にコラージュを作ったりラーメンを食べてすごした。 帰り道に、上司から同僚へ退職の意向が伝えられたことがメールでわかった。 月曜日の夕方に同僚が職場に来るので少し打ち合わせをということだが、だいたいの引継ぎは彼にすればよいのかな? 早く次の職場を見つけたい。退職届は今日出す予定だ。

日雇いバイトの説明会にいってみた

昨日は日雇い仕事(果物の出荷準備)の登録説明会にいってきたが、日雇い派遣についての法律の矛盾を始めて知った。 前々から「日雇い派遣原則禁止の例外」というものが読んでもよく理解ができなかった。 例外、つまり日雇い派遣で働いてよい人は ・60歳以上 ・学生 ・本業の収入が500万円以上 ・世帯の収入が500万円以上 というもので、これがなぜ「日雇いで働けない人」ではなくて「働いてもいい人」なのかよくわからなかった。 日雇い派遣とは、その日一日、倉庫や工場にいって軽作業を行うものだ。働きたい人は開いている一日だけを派遣会社に伝えて仕事をすることができる。 そういった単純で単価が安いが、少し体を使うような仕事を中心となってやっている人たちとはどんなイメージか?定職につけないフリーターか学生だ。ここでは学生はいいとしても他の条件が不思議すぎる。 高齢者や年収500万以上の人が日雇い派遣をやるのか? その矛盾で法律の文章が腑に落ちなかったのだが、昨日派遣会社のスタッフに聞いてみてはじめて文字通りなのだと知った。 法律を作った人間はどいう利潤があってこんな現実をみない内容を通したのか?怒りさえ感じる。 派遣会社がいうには、たいていの人は、年収500万以上(自分、もしくは家族)にチェックをいれ証明する書類が提出出来ないという項目にもチェックをいれた書類を提出するらしい。ここで現場において重大な事故が起きた場合、ちゃんと補償が適応されるのだろうかという疑問もわく。契約詐称ということになって適応外とはならないのだろうか。 私は、以前、ちゃんと有給や労災を適応させてくれる訪問介護事務所で働いていて、通勤途中でバイクの事故を起こし、手術や通院に長い期間かかったことがあったが、労災の適応ができて助かった。ところが他の事務所で働いていたヘルパーさんは事故で骨折したが、会社が労災手続をしぶってもめたと言っていた。ヘルパーも会社に寄って請け負いや業務委託形態を取ることがあり、ややこしいのだ。 とにかく、保険というものは万が一でも使うことがあるし、そういったときは結構深刻な状況なのだから軽く見ては行けない。保険適応がなされない仕事や、グレーな仕事をするときは納得したうえでやらないと。 といっても仕事がなくて追いつめられた状、用ではそうもいかない。

昨日の派遣会社では日雇い派遣に対して疑問がたくさんわいた。 それとは別に、契約書には「退職してから3年間(多分、写しをくれなかったため)関連業種につかない」ことを誓約させる項目があったのだが、これは憲法違反ではないかなー?あと、関連業種も「派遣」という意味なのか、実際の労働(昨日聞きに行ったのは果物の出荷準備)のことかな? 結局、果物の仕事は気温が12〜13度で寒いらしいのでやめることにしたが、求人広告をにぎわす単発バイト(日雇い派遣)は、若年層の生活を著しく不安定にするという印象が強かった。 私は今後も本業をやりつつバイトを探すのだが、全然みつからなかったら月に1度くらいお世話になっている会社で別業種を頼もうかなー。

感情に問題がある人のグループ・メモ

昨日は、午後からタッピングタッチのタッピングタッチの体験講座を開いた。時間が足りなくてセルフタッピングまではできなかったが、みんなとてもリラックスできたと好評だった。それだけでいいと思うが、依存症からの回復のためには、過去へのとらわれや未来の不安に圧倒されずに、「今ここ」に集中すること、そして今を退屈と思うことが引き金にならないように、自分に焦点を向ける感覚をみがくことをもう少し説明しながらタッピングタッチやマインドフルネスをやっていきたい。ミーティングの分かち合いというナラティブなやり方だけでなく、あらゆる回復の手段をみんなと共有していきたいと思っている。 とはいえ、神戸地域では私は話せないことがいろいろあるので、夜は十三の感情障害の自助グループにかれこれ、たぶん10年以上ぶりに行ってみた。 全然知らない人ばかりだった。AAやNAには10年選手、20年選手がどこにいっても数人はいるが、感情障害のグループなどではみんな調子が良くなるとこなくなるのか。でもそれもいいこと。みんなその時に自分にふさわしい場所にいけばいいし、自分が回復しても次の人にメッセージを伝えるためにずっと仲間と場所とつながりつづけるのもいい。それぞれが自分にとってよりよい今を選べるならそれでいいと思う。 私は次回もあのグループに行ってみようかと思う。それはそれでいい機会を与えられたと思っている。

ちゃんと朝型に戻す過程

4時48分起床。なかなかいい感じに起きられた。 だらだらギリギリまで寝ている生活はもうやめにすることにして、徐々に朝型に移行しつつある。

昨晩は、寝る間際に、下の息子の父が、息子をカナダに留学させようとしており、そのために多額の借金を予定していると知った。

15年も前に別れた下の息子の父は気のいい人だが、ゴミ屋敷に父子で住んでおり、息子も全く片付けもしない。私が買ってやったパソコンもゴミにうずもれてほぼ使っていない。高3なのに勉強なんてもちろんやれていない。そんな人に、「やればできるから」と言って毎月25万もかけて留学させて意味はあるのか。そりゃ、私が向こうで生んだから生地主義で取得したカナダ国籍を持っているが英語力はからっきしだ。

「やればできる」人なんて山ほどいるけど、それよりもやったかどうかが生きる過程であり、結果ではないか。 現実的にどうしても本人がカナダに行きたいなら、ワーキングビザがいらない利点があるのだから寿司職人とかで働けるように率先力のある仕事を短期で専門学校に行って身につけていくのがよいと思うが。しかし、本人がどうしても海外に行きたいと言っていたのでもなく、父親がたきつけただけだ。本人は、なんとアルファベットのAからZまで言えない始末なのだ。こんなやる気のない人に荷物を背負わせてどうするのかな?英語学校で学んだあとにカナダで理系に進むと言っているけど、母語で勉強出来ない人が外国語で出来ると思っているのかな?学費の安い国では大学進学率は高くても中退も多いと言うことはわかっているのか?

ゴミ屋敷を自分が片付けられないように、「やればできる」と「でもできない」ことの現実は、私自身そうだけど直視しないと現在地を見失う。そうすると進みたい方向さえわからなくなってしまう。 でも、聞く耳がない人には暖簾に腕押しなのだが、まあある程度は伝えないと。 けどまず自分がマインドフルネスをこれからやろう。そのためにちょっと早起きしたのだ。息子のことで困惑して忘れるところだった。その後、来年のサンチアゴに向けて勉強しよう。

かぼちゃ500グラムプリン

f:id:suginami74:20170727234716j:plain 今日は生活クラブ生協の宅配の日だ。私はこの時代にネット注文ではなく、紙の注文用紙で注文している。その理由は、いつも届いたその日に次の週の注文を書くため、次の週に届く頃には何を頼んだかすっかり忘れていて、箱を開けた時に意外な感じで新鮮なのが楽しいからだ。

さて、夜中の料理。今日のお題はかほちゃだ。無農薬丸ごと一個で370円。皮ごと食べられるんだから安い。このすてきなかぼちゃを大量に食べることにする。

 レシピ  【かぼちゃのしっとりケーキ】   かぼちゃ500グラム、牛乳400グラム、砂糖(エリスリトールを使う)70グラム、全卵4個。隠し味に塩。小麦粉60グラム。

エリスリトールはカロリーゼロの甘味料ですが、アスパルテームなどの人工甘味料とは違って天然の糖甘味料です。私が使っているのは遺伝子組み換え材料を使っていないフランス産のやつです。

→まずどんどんかぼちゃを切って蒸し器を入れた圧力鍋で蒸す。適当に加熱し、しばらく放置すればやわらかくなっている。

そのかぼちゃを計ってみるといい感じにレシピにほぼ忠実な501グラム。1グラムは気にせず、ミキサーに放りこみ。それにいつもの生協のノンホモ牛乳をどばどば加える。この時点でかなり蓋ぎりぎりまで水位がきている。エリスリトールと塩を加えてミキサーで泥状になるまで攪拌。 やばい、あふれそうだ。

さらに卵を加える。

ミキサーのスイッチを入れて蓋を押さえながら攪拌。 …あふれた…。

→小麦粉60グラムをいれることをあきらめる。→しっとりケーキではなく、かぼちゃプリンになる。かぼちゃプリンとしては成立するはず。   ただし、プリンにおける卵と牛乳の黄金比は 卵1:牛乳2 卵3の場合、牛乳は300グラムくらいが、しっかりしたプリンとしてはよい調合。でも牛乳が多かったらやわやわプリンになるだけで、許容範囲。かぼちゃも入れるし。

よく考えたら材料全部足したら一キロ以上になるんだ。考えてなかったな。

出来た液体は大量で、なんとかココット型3つと、大きなグラタン皿二つに流し入れた。

オーブンの受け皿にキッチンペーパーを敷いて熱湯を入れ、そこにプリン液の入った容器を並べて、170度で約40分蒸し焼きにする。 卵液だけのプリンだと、温度は140〜150度にして長時間蒸し焼きにしないとすが入るが、かぼちゃプリンはちょっと温度を上げても大丈夫。

まあ、ヘルシーといえるんだけど、大量に作りすぎたね。ひとりなのに。

私は肉をほとんど食べないので、そのかわりプリンをたんぱく質摂取のために、一年以上、毎日食べてる。 今日はオーブンを使ったけど、圧力鍋をつかって作ればもっと短時間で光熱費もあまりかからない。 とはいえ、私がプリンを作り始めたのはここ数年のこと。それまではなんとなく難しく思えていた。

たんに「作らないで死んで行く人生はつまらない」という気持ちだけで数年前からつくりはじめたけど、自分で作ると材料も味も自分で選べるから楽しい。 こんなに楽勝でおいしいなら20代の頃から作るんだったよ。 明日の朝食はかぼちゃプリンなのだ。