ささぶねに乗って

小さな旅の記録と、アディクションを通しての出会いや別れや、猫たちとの日々。

ひさびさにブログを書くことにしました。で、テスト投稿。

毎日、描きなぐっていた時期から数年間音沙汰なしでした。Facebookを使い出して、きれぎれの雑文で人と交流する気楽さに慣れたせいもあるでしょう。それはそれで、むやみに深刻にならないところがいいと思います。私が依存症をこじらせたのは、まだネットも、それどころか携帯さえも普及していなかった頃で、一人でこもって考え込んでしまうような環境でした。深く考えることが出来るといえばそうでしたが、孤独感もひとしおで気づくと過食がとまりませんでした。当時、今のようにインターネットがあったらどうだっただろう…?やはり私の孤独は埋まらなかった様な気がします。病気の自覚や底つきを経て、仲間とつながり、自分の気持ちを言葉で表現したり、ハグして仲間と「いまここ」にいることを確認しあう中で、だんだんと一人ではないということがわかってきたような気がします。なので、もし当時、ネットがあって匿名の誰かとつながることができたとしても、自分自身の空虚感を直視出来ないまま都合のいい人を探し続けて表面的なつきあいを繰り返して自分も相手も傷つけただろうなあと思います。Facebookなんかは私の場合、主としてリアルなつきあいの延長だし、ほとんど深く気持ちを表す文章は載せていません。そういうのは実際に聞いてくれる仲間に話します。でもそれってめぐまれてるんだよな。仲間がいることや、自分が悩みや気持ちを口に出せること。そもそも口に出すまで自分の中でまとめられるってことは、たぶん最中のアディクトには至難の業です。

 そんな具合に、「あの頃」にくらべたら圧倒的にラクにはなっているのですが、日々安泰ではない生活について、スルー出来るところは流しつつも、少しは立ち止まって考えてみたいと思っています。

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